インプラント
インプラント
歯を失ってしまったり、抜けてしまった部分に、人工的な歯を埋め込む治療のことを指します。
近年では、テレビや雑誌・インターネットなどにより「インプラント」という言葉を耳にする機会が増え、ご存じの方も多いと思います。
歯を埋める=“怖い!”“痛そう”など不安に思うこともあることでしょう。
そもそも、「インプラント」とは、何かを「埋める」という意味です。
そのため、医学の世界では整形外科で行っている人工関節を埋め込む治療もインプラントというため、臨床的な実績は大いにあると言えます。国産の京セラ製のインプラントを使用しています。
インプラント治療における
CT撮影の必要性と有効性
「正確な診断」「安全」「確実な治療」を行うためには、歯を支えている周りの骨の状態を詳しく知ることはとても大切なことです。そのため、これからのインプラント治療にはCT検査は重要になっていきます。
CTで撮影した画像は、顎の骨の形を立体的に見ることができ、神経の位置を把握することや骨密度の検査などにも利用することが出来ます。治療を行う前にも撮影しますが、治療後にも撮影を行い状態をきちんと確認します。インプラント治療以外にも、以下に記されている場面でもCTは有効活用されています。
・インプラントの術前検査
・埋入位置の確認と術後評価
・歯周病の診断
・矯正治療
・抜歯を行うかを客観的に判断
・親知らずの埋伏状態などを抜く前に診断など
インプラントの治療について
人工の歯根となるインプラントはチタン製でできており、骨と結合する特性を持ち、地球上で最も人体へ影響を与えない金属とも言われ、金属アレルギーをお持ちの方でも特殊な場合を除いて使用することができます。
インプラント治療は、顎の骨にしっかりと固定するため、グラグラする心配や取り外して洗浄する必要もないので、入れ歯などに比べメンテナンスがすごく楽です。
また、天然の歯と同じような感覚で食事をすることができ、自然で美しい歯を手に入れる事が出来ます。
当院では、インプラント治療の経験実績が豊富にある医師が治療を行いますのでご安心ください。
インプラントの種類
症例により1ピース又は2ピースのインプラントを選択します
1ピース
- ・治療期間が少ない
- ・費用が安い
- ・審美的な適応範囲が狭い
2ピース
- ・骨を造成する手術に適している
- ・難しいタイプの手術に適している
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
---|---|---|---|
治療法 | |||
審美性 | ◎ | △ | ○ |
噛む力 | ◎ | △ | ○ |
口内衛生 | 優れている(手入れは必要) | 衛生的にあまり良くない | 衛生的にあまり良くない |
耐久性 | 優れている(手入れは必要) | 合わなくなる場合がある | 両隣の歯に負担をかける |
健康な歯を削る | なし | なし | 両隣の歯を削る |
違和感 | なし | あり | 少ない |
顎骨がやせる | なし | やせる | やせる場合がある |
手術 | あり(抜歯程度) | なし | なし |
診療形態 | 保険適応外 | 見た目を良くしたい場合は保険適用外 | 見た目を良くしたい場合は保険適用外 |
治療期間 | 大体6~24週間程 | 2週間~2ヶ月程 | 2~3週間程 |
インプラントのメリット・デメリット
○安定した噛み合わせにすることが出来る
○失った歯が多数あっても、噛み合わせ力を回復することが出来る
○天然の歯と変わらずきれいな見た目に出来る
○適切にケアを行うことで数十年キープすることが出来る
△治療が長期間になる(術式や症状により期間が短くなる場合もあります)
△お口の状態によっては、手術が行えずインプラントを適用できないこともある
△価格が1本単位になるため、費用がかなりかかる
△歯科医院での定期的なメンテナンスが必要